エンジンの選び方
無料で使えるエンジン (Mac 純正 + WhisperKit / MLX 各 1 モデル) と Pro のエンジンの違い、メモリ別の目安、モデルのダウンロードと削除。
Otonota が最初に選ぶもの
起動時に Mac のチップとメモリを見て、無理のない組み合わせを選んでおきます。何もしなくても、次の構成で動きます。
| 役割 | 既定のエンジン | 備考 |
|---|---|---|
| 文字起こし | Apple Speech (on-device) | ダウンロード不要。Mac の中で認識します |
| 要約・翻訳 | Apple Intelligence (Apple Foundation Models) | ダウンロード不要。Apple Intelligence が有効な Mac で使えます |
設定の「一般 > デバイス」で、検出されたチップ、メモリ、macOS のバージョン、プリセットを確認できます。
Mac 純正のエンジン (無料)
| エンジン | 種類 | 対応言語 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Apple Speech (on-device) | 文字起こし | 日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語 | 既定。すぐ使える。数秒ごとに確定する |
| Apple 音声認識 (Apple Intelligence) | 文字起こし | 日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語 | macOS 26 の新しい認識。初回に言語モデルを取得。まとまった単位で確定する |
| Apple Intelligence (Apple Foundation Models) | 要約・翻訳 | 日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ベトナム語、デンマーク語、オランダ語、ノルウェー語、スウェーデン語、トルコ語 | 既定。軽く、8GB の Mac でも動く |
純正のエンジンは Mac の中で処理します。1 つだけ例外があり、Apple Speech は選んだ言語のオンデバイス認識がこの Mac で使えないときに限り、macOS の機能として Apple のサーバーで認識することがあります。気になる場合は Apple 音声認識 (Apple Intelligence) か WhisperKit を選んでください。
無料版にも入るローカルモデル
純正のほかに、ダウンロードして使うローカルモデルが 1 つずつ無料版に入っています。どちらも 22 言語に対応し、音声も文字も Mac の外に出ません。
| エンジン | 種類 | 目安 | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| WhisperKit large-v3 | 文字起こし | 約 2.5GB | 純正が対応しない言語 (オランダ語、タイ語、ポーランド語など)。純正より精度が高いことも多い |
| MLX Qwen3.5 2B | 要約・翻訳 | 約 1.8GB | Apple Intelligence が使えない Mac、または Apple Intelligence が対応しない出力言語 (タイ語、ヒンディー語など) |
Pro のエンジン (今後予定の有料機能)
- WhisperKit の上位モデル — large-v3-turbo など。より高速・高精度
- MLX の上位モデル — Qwen3.5 4B 以上。より深い要約や翻訳。メモリに応じて選ぶ
- クラウドのモデル — 要約・翻訳は OpenAI と Google の言語モデル、音声認識は OpenAI を、自分の API キーで。使う場合だけ、言語モデルにはテキストが、音声認識には音声がそのプロバイダに送られます。API の利用料はご自身のアカウントに課金されます
メモリ別の目安
| メモリ | プリセット | 動くもの |
|---|---|---|
| 8GB | lite | 純正のエンジン、WhisperKit large-v3、Qwen3.5 2B |
| 16GB | balanced | 上記 + Pro の中くらいのモデル (WhisperKit large-v3-turbo、Qwen3.5 4B / 9B) |
| 24GB 以上 | max | 上記 + 大きなモデル (14B 以上の言語モデル) |
エンジンの一覧には、その Mac のメモリに収まるものだけが出ます。設定の「リソース > メモリ予算」で、選択中の文字起こしと要約が同時にピークを迎えたときの推定消費量を確認できます。「メモリ不足の恐れ」と出たら、軽いエンジンに切り替えてください。
エンジンを切り替える

文字起こしペインと要約ペインのヘッダにあるエンジン名をクリックすると、選択シートが開きます。文字起こしのエンジンは次の録音開始から、要約のエンジンは次の要約から有効になります。
文字起こしの言語メニューには、選択中のエンジンが対応する言語だけが出ます。純正が対応しない言語で文字起こしするには、先にエンジンを WhisperKit に切り替えてから言語を選んでください。
モデルのダウンロードと削除
WhisperKit と MLX のモデルは、最初に選んだときにダウンロードします (無料版の 2 モデルも同じです)。サイズは選択シートに表示されます。ダウンロード済みのモデルは、選択シートの各エンジンのメニューから削除できます。
モデルはアプリのコンテナ内のキャッシュ領域に置かれ、エンジンが管理します。手で移動したり編集したりする必要はありません。
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